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TOEIC 990&TOEFL 113&英検1級&国連英検特A級&通訳案内士&工業英検1級        Dr.Englishの学習カルテ
試験を通して英語を学び、英語を通して世界を知り、知識を通して人生を豊かにする、そんなことを目指すお医者さんの徒然なる日記
2018年の振り返り&2019年の抱負
皆様におかれましては今年1年いかがだったでしょうか?
今回の記事では今年の振り返りと、来年やりたいことについて書きたいと思います。

まずはできたことから振り返ってみます。

① 専門医の取得
まずは実務に関することからです。医師の資格の中には、国家資格である医師免許とは異なる専門医制度という仕組みがあり、学会が指定する要件を満たし専門医試験に合格した医師はその学会から「専門医」と認定されます。専門医認定がなくても医師はできますが、その科や特定の分野の一人前、professionalであることの証明になります(勿論、取得してから先の方が長いのですが)。最短期間で取得できたことは、ひとえに上司の素晴らしい指導のおかげです。良き信頼関係のもと、広い裁量範囲を持って診療にあたれたことで実力をつけることができました。2018年の1月から12月の期間で合否結果が出る専門医試験のどれかに合格しました。

② 工業英検1級の取得
英語学習では工業英検1級取得が一番と思います。これで英語資格試験のメジャーなものは大体取りました。いわゆる「5冠」の中で唯一、「合格=即実務で通用」が成り立つ試験だと思います。対策も本試験も楽しんで取り組むことができました。

③ TOEIC LR満点
新形式になってから中々重い腰が上がらなかったものの、今年10月ようやく受け直しました。アビメ100%。旧形式から通算すると4回目です。文章の量が増えて900点台の人でも解き終わらないこともあるそうですね。今後も難化していくのでしょうか、気になるところです。

そして、できなかったこと、来年取り組みたいことは以下のようなことです。

① TOEFL iBT & IELTS & TOEIC SW
2018年こそは、と思いつつ今年が終わってしまいました。2019年こそは・・・

② Vital English & Vital Japan
ある程度話せる人向けの英会話サークルみたいなものです。しっかり時間管理されておりトントン拍子に進んでいきます。今年参加してみて楽しめたので、来年も時々参加できればと思います。

③ JTFほんやく検定
一般にはあまり知られていないですが、翻訳の検定としては最も有名なものですね。ここまで手を出せるかは分かりませんが、余裕があれば、という感じです。

④ ブログの内容充実
本ブログに関係することです。ポータルサイトというと大げさですが、検定実施団体や熱心な英語学習者さん達のブログへのリンク先を充実させるとともに、実用英検/TOEIC LR/TOEIC SW/TOEFL iBT/工業英検/国連英検/通訳案内士、将来的にはIELTSやほんやく検定、ケンブリッジ英検などを含めた様々な資格試験について、実際に受験をした経験を踏まえた対策記事などを充実させていければと思います。資格試験をきっかけに新しい知識や技術を学び、合格後に更に伸ばしていくスタイルで来年も頑張っていきたいと思います。

⑤ 読書
様々な本を読んでいきたいと思います。月3-4冊、1年では40冊くらいが目標です。良書に出会えるように、世の中のトレンドについていけるように、アンテナ高めでいきたいと思います。「能力を身に付ける能力」を身に付けることが今の世の中で最も重要である、というのが私の基本的な考え方であり、幅広い知識と教養はその土台となると信じています。8月頃から読んだ本については内容を簡潔にまとめる「読書ノート」を作っています。今15冊くらいですね。読んだ内容をしっかり自分の中に落とし込めるようにしたいです。

その他のことも含めて、全体的に公私ともに充実した1年にできたかな、と思います。一方でもっと上手く時間の遣り繰りをすれば、公私ともにもっと色々なことができただろうとも感じておりまだまだ改善の余地ありです。

来年も、正しい道を行けば結果はついてくることを信じて学習を続けていきたいと思います。友人からは資格マニアと揶揄されることもありますが(笑)、資格試験の多くは何かを学び始める時に実務などを見据えた「この辺りをまずは勉強してね」という指針を示してくれるので、闇雲にやるよりは余程効率的だと思います。素人が本質を掴むことはできませんが、基本的なことを習得して、そして学びが進んできたら深めていけばいいと思います。気にせず資格マニアになればよいと思います。

いよいよ今年も終わりです。今年を振り返り、来年をより有意義に過ごせるよう準備していきたいと思います。

読者の皆様におきましても、来年の益々のご多幸をお祈り申し上げます。
工業英検1級 過去問を解く①
今回の記事では、日本工業英語協会サイトにサンプル問題として載っている第111回工業英検1級 Ⅳ(和文英訳)について解いてみようと思います。工業英検対策のみならず学習に実務に、英文を書くときの参考になればと思います。

解説系の記事は長くなりがちなので、なるべくシンプルにいきたいと思います。

私は以下のように解答してみました。尚、以下の解答は工業英語協会の添削講座で1回提出した問題ですが、本記事用に解きなおしたものになります。

※お手数ですが、問題文は工業英語協会のサイトからご確認ください。

①In the world oceans, deep water and surface water change places with each other in about 1500 years. ②Cold sea water sinks in the North Atlantic Ocean to become deep water and go southward.③ The water passes through the Antarctic Circle and surfaces in the Indian Ocean or the North Pacific Ocean to become warm surface water and return to the North Atlantic Ocean.④ It is predicted that if global warming slows down the sinking speed of the ocean water, the deep water temperature will rise, slowing the ocean water circulation. ⑤Since the ocean carries heat from the equator to the polar regions, the slowed circulation could make the equatorial regions hotter and the polar regions colder.

試験本番を意識するなら20分以内、どんなに長くても25分かと思います。この長さと難易度の問題で30分以上だと時間配分上かなり厳しいと思います。

まず第1文からです。

「入れ替わる」というのは、「同じ場所で観察して、海水が循環して結果的に上と下が入れ替わった」わけですが、ここでは「場所が交換された」ことしか情報がないのでchange places でよいです。

深層水、なのでdeep sea waterではなくdeep waterです。第2文冒頭は「冷たい海水」なのでcold sea waterです。どのくらい冷たいのか、原文からは不明ですので「冷たい」はcold=having a lower than usual temperatureです。icy waterやchilly waterなどは原文からどういう冷たさか読み取れない本問では、書き手が勝手に解釈を加えたとさえ思われるかもしれません。

第2文と第3文は、

I opened the box to find it empty.
(その箱を開けてみたら空っぽだった)

と同じto doの使い方です。第2文が長いので、第3文で主語を明確化するためにわざとThe waterから始めています。また、意図的に同じ構文で解答しています。コンビニのコピー機から入手できる解答ではasを用いて簡潔にまとめてあり秀逸です。

②、③はそこそこ長いので、テクニカルライティングの手法としてそれぞれ2つに分けることも考えられます。但し文の並列の観点から②を2つにするなら③も2つにするべきです。そうしてしまうと、4つの文となってしまい細切れでかえって読みにくいと思われますので私は分割しませんでした。②、③はなるべく同じ構文を用いたほうがclear and conciseの観点からはベターでしょう。

③the Indian Ocean or the North Pacific Oceanの部分は、「インド洋や北太平洋」とあります。海水(または海流)ですので、インド洋で海面付近に出る部分も北太平洋で海面付近に出る部分もあるでしょうからandでもよいと思いますが、私は「や」がどうしても気になったので"or"にしています。例えば「その大会は例年9月や10月に開催される」と聞いて9月と10月に計2回開催されると考える方は少数派だと思います。尚、添削講座ではorで特に修正されていません。

第4文の、「予測される」はそれまでの文全体にかかっていると解釈できますので当然文頭です。海水の沈みが遅くなる→深層水の水温上昇→海水の循環速度低下という因果関係が予測されているということになります。A→B→Cの流れを説明するときは文が煩雑になる可能性がありますが、分詞構文を用いたりして各要素が登場した順序や、事象の時系列順に英文でも並べられるとよいでしょう

第5文のsince- の節での「海洋」は海全般のことを言っているのでoceansまたはthe oceanとするのがよいでしょう。赤道、極域は書き手と読み手に共有された一般的なものと考えてよいのでtheをつけています。「赤道」はthe equator、「赤道付近」はthe equatorial regionsと訳しています。

工業英検1級を目指すとき、「文法的に正しい英文を書ける」ことが必須だと思っていただいてよいです。3Cの中では「correct」が最も大切です。その上で「誰が読んでも誤解のない簡潔な英文=clear and concise」を目指します。TOEFLのライティングなどは「英語力をみる試験」なので、難しい語彙を用いた方が評価が上がるとも言われていますが、工業英検は「実務を想定した試験」であり、テクニカルライティングの試験です。難しい単語が使えることを読み手にアピールしても意味がありません。原文の意味を正しく汲み取れる単語の中からなるべく簡潔な語彙を選びます。同じ語彙や表現の繰り返し、問題ありません。私の解答例でも主語の明確化のためにitではなくthe water, the circulationを用いています。目標は「読み手がストレスなく理解できて、誤解が生じない」ことです。

「いい翻訳とは何か?」と聞かれたときに色々な答えがあるかと思いますが、私は「言語Aで書かれた文章を読んだ言語Aネイティブと言語Bに翻訳された同じ文章を読んだ言語Bネイティブで、頭の中に描かれるイメージが同じ」であることがよい翻訳だと思います。

さらっとした解説ですが、参考になれば幸いです。
工業英検1級対策 概論
今回は工業英検1級の対策について書きたいと思います。受験者数が少なく、しかも難しいので需要は少ないのかもしれませんが、合格を目指す方にとっては情報が少ないのでいい情報提供ができればと思います。私も情報収集にかなり苦労したので、同じ苦労をする人を減らせれば嬉しいです。本記事では対策の概論として、「工業英検1級対策を始めるにあたりスタートラインとなる英語力」、「教材選び」、「添削講座」の3点に焦点を当てます。

まず工業英検1級対策を開始するスタートラインは、実用英検1級を取得することだと思います。勿論必須ではないのですが、工業英検1級取得に向けた、或いは実務で使用していくにあたっての英語力の土台となります(工業英検と関係しないスピーキングなども含めて)。求められる英語力としても、実用英検1級に合格できないが工業英検1級に受かる、ということは考えにくいです。

つぎは教材についてです。

工業英検はテクニカルライティングの試験です。そのため「テクニカルライティングとは何ぞや?」から始めましょう。合格報告の記事にも書きましたが、3C(correct, clear, concise)を意識して和文英訳をし、英文和訳をし、不適切な英文を訂正できなければいけません。テクニカルライティングの教材はいくつかありますが、その中でも以下の3冊はオススメです。

技術系英文ライティング教本

速攻!英文ライティング

工業英検1級対策

まずは①です。工業英検対策といえば「技術系英文ライティング教本」です。解説の分量やレベル、練習問題の数、何より工業英検受験者の大多数が①を用いているという信頼感が違います。私が受験したとき、会場では①が最大勢力で、③の書籍版を持っている方も多かった印象です。③は現在絶版で、Amazon等で高い値段がついていますが、コンビニのコピー機のeラーニングサービスから入手できます。②は比較的新しい本で、テクニカルライティングについて非常に分かりやすく説明されています。後半に工業英検の過去問を用いて問題演習もあり、例文も多く英語感覚を身に付ける上で役立ちます。著者の福田先生は、あとに書きます工業英検協会の添削講座で担当していただいて大変お世話になりました。過去問も③と同様にコンビニのコピー機から入手できますので必要な分を手に入れましょう。

テクニカルライティングについて学習しつつ、英文和訳、和文英訳に取り組みます。工業英検を狙ったものとしては、

①日本工業英語協会のオンライン添削

②アクエアリーズの工業英検1級講座

があります。
①は111回以降の過去問から好きなものを選び解いて提出、1週間以内くらいで返却されます。特定の時期にしか実施しておらず、7回で99000円と高額ですが、提出時に学習者用のコメント欄を通じて質問を一緒にすることができます。工業英検1級保有講師から非常に丁寧なフィードバックをもらえます。答案返却後も各提出課題について1回ずつ、質問することができます。疑問点を払拭できるだけでなく、自分が用いた語句の細かいニュアンスなどの追加知識も教えてもらえ、工業英検に限らず英語力アップにとても役立ちます。いくつか添削講座は受けたことありますが、この添削講座は特に素晴らしいと思います。

②はアクエアリーズという英語のスクールがやっている対策講座です。週1回の通学、オンライン授業、添削のみの個別対応(メールや電話で〇回添削を依頼、回数に応じて金額設定)と、選択の幅があります。私は1度体験受講をして、その際に講師から授業ではなく個別対応の添削を勧められました。独自に問題を作成しており、各授業で工業英検形式の問題を一通り解きます。個別対応ですと、授業資料が1回分1000円、添削は1回あたり2題で5400円でした。通学は1ターム15回授業+添削で10万円くらいですのでやや割高な印象です。私は授業資料15回分+添削10回分で申込みました。しかしながら以下のような問題がありました。

・添削の要領(どのように課題を提出するのか、形式はあるのかといった基本的なこと)や、契約内容など基本的なことさえ説明なく添削用問題を送付してくる+こちらから聞かない限りそうした情報提供はない

・返却に2週間ほど要するにも関わらず添削の記載が書きなぐりの一部判読できない手書きでちょろっと書いてあるくらい(2週間かかることについては事前に確認し了承していました)

・訂正された理由や別表現なども特に示されず、解説はほぼ皆無

このように残念ながら事務方の対応・添削指導ともに私が望む質のサービス提供してもらうことはできませんでしたので3回ほど提出して以降は提出をやめました。以前の記事に書きましたように夏頃は忙しく、時間の無駄になることは極力削る必要がありました。体験授業については特に悪い印象はありませんが、問題を解いた後の解説があまりテクニカルライティングと関係したものではなかった思います。「文法的に正確な英文を書く」という段階でつまずいている場合は、授業を受けることで文法語法を強化することはできると思います。また、通学していれば上記のような質の添削でも質問ができるので何とかなるかもしれません。

私は2種類の添削講座を申込み、上記のようにそれなりに費用もかかりました。
工業英語協会の添削を受けることが最良であることは前提に、経済性に重点を置いて検討してみると、

技術系英文ライティング教本+一般の添削講座

というやり方もありかな、と思います。まず、fruitful englishのような一般の添削講座では、殆どの場合工業英検1級のような高度でそれなりに専門的なライティングには対応できません。テクニカルライティングは技術ですので、その技術に精通している人でないとちゃんと添削指導できないからです。しかしながら文法語法のミスは見てもらえるはずなので、テクニカルライティングの技術は自分で勉強しつつ文法語法のミスを指摘してもらうために添削講座を用いるのがよいと思います。逆に普通の添削を受けて文法語法のミスでポロポロと指摘を受ける段階では工業英検1級は厳しいので、1つの目安になるかと思います。このやり方は自分で試したわけではないので、普通の添削講座でどの程度対応可能かは不明ですが費用を抑えることを重視した1つの提案です。

ここまで、教材選びと添削講座について私が利用したものを中心にまとめてみました。

繰り返しになってしまいますが、基本的には「技術系英文ライティング教本+工業英語協会のオンライン添削」がベストだと思います。私はあることを学ぶときは複数の著者の本を読むことを推奨していますので、できれば教材の②や③も読むとさらに整理されるでしょう。

費用を抑えるなら技術系英文ライティング教本でテクニカルライティングを自分で整理し、一般的な添削講座で文法語法のミスを潰していきましょう。さらに教材の②または③を読み理解を深めて過去問演習を行います。

また、上記の理由から私個人としてはアクエアリーズはオススメしませんが、授業を受けることで学習のペースメーカーにしたい場合や工業英検1級を目指すものの、合格までの道のりが長い場合などは通学するのもよいでしょう。また、アクエアリーズを検討する方は本記事の情報だけでなく、実際に通学された方の話も聞いてみたほうがよいと思います。

以上、工業英検1級対策に関わる大枠のところを記事に纏めてみました。
工業英語協会web siteにサンプル問題が載っているので、問題の転載はしませんが実際に各問題をどう解いていくとよいか、という解説記事も書いてみようと思います。
工業英検1級に合格しました
2018年11月11日に受験した工業英検1級に合格しました。結構タフな試験でしたので、心底安堵しました。今日のビールは美味い。格別です。結果的に15分ほど余りましたが、試験中の焦燥感といったら今まで受けた試験の中で最も追い込まれたと思います。

認定証はバインダー付きで、中々豪華です。

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さて、工業英検とは「テクニカルライティング」の試験です。テクニカルライティングとは科学技術系の文書、例えば仕様書・各種マニュアル・レポート・論文などの「書き方のお作法」のことです。こうした文書に曖昧な部分があれば製品の機能や責任問題などのトラブルが生じてしまいます。テクニカルライティングではそうしたことが起きないようや記述が求められ、以下の3要素が根幹となります。

①Correct
②Clear
③Concise

つまり「正確で、誰が読んでも誤解のない簡潔明瞭な英文」を目指します。ある程度英語学習をしてきた方なら「それができたら苦労しないよ」と思われるかもしれませんね。様々な英文を読んでいると、係り受けその他の文構造的に、複数の解釈が可能な場合がありますが、テクニカルライティングではそうした余地を除去しようとします。ある程度読み手に想像させる文学的な文章とは大きく異なります。細かい技術的な部分は本記事では省略します。

これで、言い出しっぺが誰かは分かりませんが(アクエアリーズの植田一三先生でしょうか?)英語資格5冠と言われる「英検1級」「TOEIC 990点」「全国通訳案内士」「国連英検 特A級」「工業英検1級」を全て取得しました。

技術系の学生やエンジニア・技術系翻訳者などの専門の英語ユーザーとは異なり、非専門かつ一般的な英語学習者で工業英検を受けるのは、ある程度学習が進んだ方々だと思いますので、目指すのは2級や1級かと思います。それぞれ実用英検の2級や1級と同じ感覚で受けるとトラウマになりかねないので、対策については後日別の記事で書きたいと思います。また、英語資格試験を通して英語力をアップさせるプロセスについても書いていきたいと思います。
今年読んだ本
さて、今年も1ヶ月を切りました。

今回は今年読んだ本のまとめです。今回は全部列挙するのではなく、読んだ中で特に内容に価値が高いと私が感じたものを挙げたいと思います。例によって医学関係、the Economistなどの定期刊行誌、英語学習目的(CNN english expressなど)のものは除きます。

失敗の科学
失敗から学ぶのが上手な航空業界と下手な医療業界に焦点を当てつつ、組織においてミスが生じるメカニズムや失敗から学べない組織・業界の特徴などを平易な言葉で書かれています。内容の深さに比して非常に読みやすい良書だと思います。村木厚子さんの「日本型組織の病」という本の中でも名前が挙がっています。本書を読んだあと村木氏の著書もあわせて読むとさらに面白いと思います。

魅力的な組織を創るリーダーのための「自律」と「モチベーション」の教科書
人間は理性があるものの結局「感情」で動く動物です。欲求充足できないことはやろうとしないのが人の性。自分で考えて生産的に行動する「自律した人」に自分がなる、そしてそういう部下を育てるために組織やチームのリーダーはどうアプローチすべきか?必要なことが書いてあります。そりゃそうだろう、と思いつつも中々出来ないことも丁寧に指摘してくれています。心理学をベースにした実用的な良書。

超一流になるには才能か努力か
「優秀」な集団から抜け出して「傑出」する人は生まれ持った才能によるものなのか、絶え間ない努力の賜物か。限界的練習という言葉を用いて「正しい努力を継続する」ことの大切さが語られており「よくぞ言ってくれた!」というような内容です。「努力が必要なことくらい分かってる、でも結果がでない」と思う人にこそ読んでもらいたいと思います。私も自分の学習習慣があまっちょろいのではないか?と最近思っていたのでしっかり「限界的練習」が出来るように頑張りたいと思います。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法
自らのマーケットバリューを高めること、自らの理想に基づいた確固たる判断軸をもつこと、伸びるマーケットに身をさらすこと、様々なことが物語形式で書かれていて、一気に読める上に実践的です。勿論、私の場合医師をやめて別の業界に行く予定は当面のところありませんが、この流動的で不安定な世の中で、そうした選択肢を最初から除外して考えることは危険であるとも考えています。専門知識・技術は各業種特有のものですが、その他の教養・思考力・思考法・柔軟性・フットワークなどはどの業界でも必要な、普遍的な能力であると考えています。同時にこれらの要素は「能力を身に付ける能力」の基盤でもあり、これらの欠如は自分の専門領域にも悪影響を及ぼします。逆にこの基盤さえしっかりしていれば、どの業界に途中参入しても十分に戦えると考えています(その業界特有の専門技能やローカルルールに習熟するには一定の期間が必要ですが)。この本は色々なことを考えさせてくれる良書でした。


「ニュースのなぜ?は世界史に学べ」シリーズの2冊など、読み返した本も含めて今年読んだのは20~25冊くらいでしょうか。夏までは業務過多のためにあまり読めてないですが、それを考えれば数はまずまずかな、と思います。何よりも今年は「ハズレ」を殆ど引かなかったと思います。本記事で紹介していない書籍も内容のあるいい本だったと思います。

今年は意識的に「組織運営」「リーダー」などに関係した内容の書籍を選びました。いまだに大学生に間違えられることもある若造にも関わらず、リーダーとして数十人を有機的に動かすことや、優秀な人材を育てるといったことを求められる立場に置かれて危機感を抱いているのかもしれません。

来年はそうですね、ミリタリーですかね。孫子、クラウゼヴィッツなど現代まで生き続けるこれらの名著の内容は今でも通用することが多いですので、様々な本を読み、実務に応用し見識と経験を深めたいと思います。
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