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TOEIC 990&TOEFL 113&英検1級&国連英検特A級&通訳案内士 Dr.Englishの学習カルテ
試験を通して英語を学び、英語を通して世界を知り、知識を通して人生を豊かにする、そんなことを目指すお医者さんの徒然なる日記
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シャドーイングの処方箋
今日はシャドーイングについて私が行っているやり方を提示させていただきます。

一応確認ですが、シャドーイングとは音声を聞きながら聞こえた英語を次々と口に出していく練習です。

(音声)I study English every day.
   (自分)I study English every day.

みたいな感じです。

大切なことは聞こえてくる英語の意味を意識する、ということは有名ですが今回はもう一歩私なりに踏み込んだやり方がありますのでご紹介します。

Step 1
まず、リスニング教材(私はCNN English expressの短い記事を使うことが多い)を聞きます。何回か聞いて、全ての語彙が聞き取れているか確認します。曖昧なところはスクリプトがついていますので確認します。初見(初聴?)でいきなりシャドーイングに入ることもあります。

Step 2

次に行うのは、以下の3つです。
・「意味」を意識したシャドーイング
・「音」を意識したシャドーイング
・「意味」と「音」の両方を意識したシャドーイング

この過程で英文の暗唱が完了します。


ここからさらに踏み込みます。ここからは具体例があった方が分かりやすいので、以下の英文を使ってシャドーイングすると仮定します。

(例文)
I make it a rule to study English every day in order to improve my speaking skills.

Step 1&2で暗唱まで完了しています。音声がなくてもスラスラ出てきます。これ以上何をするのでしょうか?

Step 3
文法事項・フレーズ・日本語訳を意識したシャドーイングをします。例文には多くの内容が含まれています。

(文法的な内容)
I make it a rule : SVOCの構文
make it a rule to do --- :仮目的語として機能するit
in order to do ---:~~するためにという不定詞

(フレーズ的な内容)
make it a rule to do ---:~することにしている
study English every day:毎日英語を勉強する
improve my speaking skills:スピーキング力を改善する

さらにどういうことかといいますと、以下のようになります。

音声 I make it a rule to study English every day in order ・・・
       I make it a rule to study English every day ・・・
脳内1  ※1     ※2                ※3
脳内2 私は以下のことを習慣にしている、毎日英語を勉強すること、その目的は・・・
脳内3 スピーキング力を向上させようと毎日学習に励む自分の姿をvisualizeする

上に収まらないので※1-3は以下の内容を脳内で確認します
※1 make it a ruleはSVOCの構文、itは仮目的語
※2 study Englishはa ruleとO=Cの関係
※3 in order toは不定詞で目的を意味している。毎日英語を勉強する目的。


つまり耳では英単語を1つ1つ聞き取り、頭の中ではその聞こえてきた英文に※1~3のように解説を加え、日本語で把握し映像化する。その頭の中での内容を処理しつつ、意識して口ではシャドーイングをする。

とはいえ、上記を同時にやるのはあまり現実的ではないので、

「次は脳内1のことを意識、その次は脳内2のこと・・・」

と別々に行うことがまずは無難かと思います(私の場合脳内1+3/2+3で練習することが多い)。


耳+脳+口をそれぞれ同時違うことを処理しているので難易度は非常に高く、このStep 3はそれなりに練習しないといけないと思います。ただ、この思考回路は「次の内容」を頭に思い浮かべ文章を構成しつつ、口は「今の内容」を発声しているという、普段私たちが普段日本語を話すときに自然にやっていることを英語で行う練習になっています。

日本語と英語は文法構造からして違いますが、ある程度次に何を言うか決まっていないと基本的に流暢に話せるはずがありません。上記はその練習ということです。


シャドーイングしているときだけでなく、実際に自分の意見などを述べるときも上記脳内1-3のような思考回路が多かれ少なかれ介在しているのですが、無意識に組み立てられる英文のレパートリーが増えていくにつれて脳内1&2に割く割合が減ってきます。

意識的に練習することで定着し、無意識にできるようになるのです。

脳内1-3の内容が同時にできていると確信が持てる段階になったならば、その英文において脳内1&2の内容はほぼ無意識のレベルに昇華したといってよいと思います。イメージを音声に変換しているような感覚になると思います。今後同じ構文を使う場合はかなり自在に使えるようになっているでしょう。積み重なるにつれて流暢さと発話できる内容の幅が広がっていきます。

Step 1&2はシャドーイングを学習に取り入れている方は実践されているはずなので、私がStep 3として扱った内容を真新しいと感じられた方はまずそのうちの1つを意識する項目に入れることから始めてはいかがでしょうか?

慣れるまでは難しい練習方法かもしれませんが、しばらく経ってその威力に驚くことになると思います。

興味ある方はぜひお試しください。
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暗唱のレベルについて
初めまして。最近ここに書かれている内容を意識してTOEFLスピーキング対策に取り組んでいる者です。
ひとつお聞きしたいのですが、ここに書かれている暗唱や、例文暗唱に関するページで書かれている暗唱はどのレベルまでを想定しているのでしょうか?
翌日や週末にも復習して常に口からスラスラ出てくるほどまで文章を徹底して暗唱されているのでしょうか?
もしくはその日は徹底して暗唱して週末や月末にはある程度忘れてしまっているものなのでしょうか??
2017/11/21 (火) 06:26:55 | URL | G2 #-[ 編集 ]
Re: 暗唱のレベルについて
G2さん

コメントありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。
基本的にはG2さんが書かれた前者になります。覚えた英文のレベルによって期間は異なりますが、私の場合は「いきなり、すらすら」できるまでを一つの基準にしています。細かいやり方は「シャドーイングの処方箋」本文を参照いただくとして、少し具体的に書きたいと思います。

初日はまず暗唱します。やり方はシャドーイングを基本とし、文構造や語彙・フレーズを意識します。この時、日本語訳があれば自分で声に出してその後英語で言う「なんちゃって通訳」やフレーズのみ取り出して日本語に訳したりします。

2日目以降はまず、日本語訳があればそれを見てスラスラ覚えた英文が出てくるかをチェックし覚えなおします。その過程で日本語訳などを見た瞬間、あるいは英文のタイトルを見た瞬間に覚えた英文が無意識に口から出てくるようになります。自分が口にした英文を頭の中で日本語訳に戻したり、英文の内容を画としてイメージしながら練習します。TOEFLの解答例を用いるのであればボランティア活動に参加している自分のイメージなどになるでしょうか。

現在暗唱している英文に対して、その日の1回目でつまらせずにスラスラ言い切れる+頭の中で日本語訳にできるor内容を画としてイメージできる、という段階がとりあえずのゴールと考えてよいのではないでしょうか?英文を思い出して正確に口にすることと、自分が考えていることを英語で述べたり得た情報をコンパクトにまとめて英語で述べることは英文を「思い出す」ことと「創り出す」ことであり脳の使うところが違います。そのため、この段階に到達した英文をその後も定期的に思い出すかどうかは私の現在の学習ではやったりやらなかったりです。

シャドーイングや英文暗唱は作り出すための材料を蓄積する学習であり、話の中身は自分で考えなければならないということさえ留意していただければ暗唱の学習効果をかなり引き出せると思います。ここ1年くらい試験で客観的に測定できていないのですが、このやり方を続けていてスピーキングの地力はついているように感じます。学習法には相性がありますが、是非ご自身に合う部分を取り入れていただければと思います。

良き成果が出るようお祈り申し上げます。
2017/11/26 (日) 23:27:38 | URL | Dr. English #-[ 編集 ]
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