TOEIC 990点 & TOEFL 113点 & 英検1級 & 国連英検特A級 Dr.Englishの学習カルテ
試験を通して英語を学び、英語を通して世界を知り、知識を通して人生を豊かにする、そんなことを目指すお医者さんの徒然なる日記
チームで動く
今日は少し医学関係の話です。興味がある方は英語学習の箸休めにでも読んでやってください。

少し前にACLSという講習を受けてきました。その時感じたことを書きたいと思います。

まず簡単に説明します。Advanced Cardiovascular Life Support、略してACLS。アメリカ心臓学会(AHA)が主宰する、脳卒中を含む心/血管イベントに対する救急対応講習です。

簡単に言うと「アルゴリズムを学んで心臓発作を起こした人を助けよう!+脳卒中患者の初期対応を学ぼう!」という講習です。実診療の場では権限は医師にしかありませんが、看護師なども受講できます。

医療ドラマで救急医たちが1人のリーダーの下、チーム単位で患者の治療をしているシーンがよくあると思います。あんな感じです。ACLSは特に「不整脈と心停止」の症例に対してそうしたチーム医療を行う講習だと思っていただければいいと思います。


今回は研修医2名、ベテラン看護師、私の4人でした。因みに私は2回目です(修了証の有効期限が2年のため)。2日間の通常コースと更新用の1日コースがありますが、復習を兼ねて2日間コースにしました。

医療チームのリーダーはメンバーに適切に役割を与えながら患者の背景から今の状態(心停止など)に至った原因を推定し、状態を安定させるための最善の治療を計画する必要があります。急患の場合、これがものすごく難しい。ACLSはこれを重点的に練習します。

自信をもって指示を出せるかどうかは、本人の気質によるところも大きいですが多くの研修医には酷です。ちなみに実臨床では研修医が指揮を執ることはまずありません。必ず経験豊かな上級医が指揮します。

最初の内は講習中に研修医がリーダー役になると次に何をするべきかすぐに浮かばない、頭ではわかっていても自信がない、そしてその不安が私達メンバーにも伝染し、チームはdisorientedな状態になってしまいます。

インストラクターでもないのにあまり口を挟むのもどうかと思いましたが、ちょっとだけ先輩なので老婆心ながら

「患者が急に心停止になった時、その場で原因はこれだ!っていつでも100%特定できる人はいないよ。それよりもまずは蘇生を優先しよう。どんなにいい治療を考えても患者が生きていないと意味がないからね。そしてメンバーたちは全体を見るよりそれぞれの役割をこなすことに集中しているから、みんな不安なんだ。状況をわかっていないのは自分だけなんじゃないか、自分がやっていることは正解なのか、自分だけ取り残されているのではって不安なんだ。だからリーダーはメンバーに代わって全体を見ていなきゃいけない。そして少なくともこの時点では絶対に正しいことだけを言うよりも、自分が考える最も可能性の高い原因を挙げてチームを同じ方向に向かわせる方が大切だ。本当にわからないなら『わからない』でもいいんだ。『わからないのは自分だけじゃないんだ』と不安が取り除かれて、メンバーが自分のやるべきことに集中できる状態になればそれでいい。チームが同じ方向に向けば自然と余裕が出てくる。その余裕を使って落ち着いて原因を推定していこう。最終的にその方が確実だよ。」

という内容を休憩時間にアドバイスしてあげると、憑き物が落ちたような顔をしていました。その後は次第に声に張りが出てきて、生まれ変わったように活き活きとリーダー役を務めるようになりました。


講習が進むにつれて知識が整理されたことも要因の1つでしょうが、一皮剥けるというのは意外にも小さなきっかけで起きるものなんだな、とも思いました。

自分の時もそうでしたが、こういう講習を受けて一番伸びるのは研修医だと思います。自分の型もないのでスポンジのように吸収できます。そんなに学年離れていないのに彼らを見て嫉妬してしまいました(^^;

私の周りにも大きな結果を生む小さなきっかけが沢山落ちているでしょう。なるべく見逃さないようにアンテナを高くしておきたいと思います。
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構文の処方箋
今回は私のブログに度々登場する「構文力」に焦点を当てたいと思います。

この記事では「前からどんどん英文の意味を取っていく」とはどのようなことか、系統的に説明することを目標とします。他の記事よりやや基礎的な内容が多いかと思いますので確認がてらに読んでいただければと思います。3.の項目から急にややこしくなります。

「構文を取る」とは簡単に言うと英文を品詞分解して構造を把握する、ひいては意味を取るということですが、ここでは私が練習し実践していることを紹介したいと思います。


1.品詞で取る構文
例えば

Ken studies English.

を、Ken=固有名詞、studies=動詞、English=名詞とやります。

その他に関係詞・副詞・形容詞・分詞・動名詞・接続詞などたくさんありますね。

構文の最も基礎的なところです。その単語が名詞なのか動詞なのか、区別できないといけません。


2.機能で取る構文
上記でKen=主語、studies=述語動詞、English=目的語と取ります。

その他、補語・接続語などがありますね。

1と同様、構文を取るにあたっての根幹になるところです。苦手な人は文法の見直しが必要でしょう。


恐らく上記のような構文の取り方が一般的かと思います。

こうした構文を取る練習は素早く文構造を把握し、英文を速く・正確に読むための基礎としてほぼ必須と言ってよいのではないかと思います。特にTOEICを解き終わらないなど、読むスピードに問題がある場合はこの「構文を取る練習」が足りていない可能性があります。「構文を取った文章を、その構文を意識しながらなるべく速く読む練習」の積み重ねが飛ばし読みや拾い読みと違う、全部読んでそれでいて速く正確なリーディングに繋がると思います。

ここでさらに紹介したいと思う方法は、上記2の発展版ともいえるものです。根本的には一緒です。


3.機能で取る構文 +α
以下、機能で分ける構文であることに変わりはありませんが、ややconfusingである可能性があるので読んでみて合わないな、と思った方は忘れてください。


それと同時に文法用語に対して文法書に書いてあるような用法と違う使い方をしている可能性があります。そんなもんか、くらいで流して読み進めるくらいで十分です。

今まで使っていた例文では短すぎるので、下記を使って説明します。

It is often pointed out that science and technology allow students to obtain various kinds of information very quickly.

皆さんはどのように構文を取りますか?

It is often pointed out =主語+動詞の主節

[that science and technology allow students to obtain various kinds of information very quickly].

と分けてscience and technology=that節の主語、・・・のように構文を取っていくでしょうか。それでも全く問題ありません。むしろ厳密に英文法の規則に従った正しいやり方だと思います。


しかし、こと読むときに関しては私は下記のように考えます。

It is often pointed out that ---=副詞
science and technology=副詞
students=名詞(主語)
obtain=動詞(述語)
various kinds of information=名詞(目的語)
very quickly=副詞

上記のように、英文構造を名詞・動詞・形容詞・副詞・接続詞を原則5つにわけて考えます。

allow, enableなどのV+O+to doや、使役動詞have O do, make O doは「主語が原因でOがdoする」という因果関係、評論文では無生物主語を伴い筆者の認識を表す表現になります。allowやmakeに相当する部分が許可・強制・所持など、原因と結果の関係性を決めます。

例えばallowは許可・可能化の意味を与え、My mother allowed me to play Dragon Quest.であっても「お母さん(の許可)によってドラクエで遊べた」という、主語が因果関係の原因に相当していることには変わりません。

難しく言いましたが、「意味上の主語・述語をもっと使いこなそう!」という視点で読んでいただければわかりやすいと思います。

It is often pointed out that
=しばしば指摘されていることであるが、

science and technology allow
=科学技術のおかげで(可能になっている)

students to obtaiin various kinds of information
=学生が様々な情報を入手する(ことができる)

very quickly
=とても速く、迅速に

ということになります。


例をもう少し。因果関係という視点に立って考えればSVOO, SVOM, SVOCの構文は全て同じです。

例えばgiveによって得られる因果関係は所持、つまりhave/getです。

He gave her a toy.(SVOO)
=Due to him, she got a toy.

第5文型のmakeはbe動詞、make O doであれば使役・強制です。使役動詞のdo以下は便宜上Mとします。

The news made me happy. (SVOC)
=Due to the news, I was happy.

Lisa made her son study hard. (SVOM)
=Due to Lisa, her son had to study hard.

that節を伴い副詞になる場合をもう1つ。

She says that he is handsome.

She says thatを副詞と考えます。


書いてある英文で何を伝えたいのか、という視点に立った時、意味上の主語・述語というのはとても大切な働きをします。上記のように考えるとどこが重要か、ポイントかがわかりやすいだけでなく、文と文の繋がり・論理の流れも掴みやすくなります。

上の説明では「---になります。」と断定的に用いていますが、これは100%の厳密性を示すものではありません。基礎文法の知識に立脚した「文章を読むための構文」です。だからたくさん練習しないといけません。でもたくさん練習すればできるようになりますし、読む速度も理解の速度も速くなると思います。

文章は文の組み合わせだから、1つ1つの文が読めれば長文も読める」ということが決まり文句のように言われていますが、そうとは限らないことを多くの方が経験されていると思います。

その文が何を言いたいのか、文と文の繋がり、パラグラフの繋がり、全体の論理構成など多くの大切な要素を理解しないことには本当の意味で文章を理解したとは言えないでしょう。

論理がきちんと追えていれば「次にどんな話が来るのか」をある程度予測することも可能ですが、文章にすると長大になり且つ誤解を生みやすくなるのでここで止めておきます。

最後に、この記事は中々内容が複雑で抽象的だったかもしれません。日々の学習で応用するならば、複雑な英文に対して主語・述語など正統派な構文を取った後、文型・述語動詞を意識して意味上の主語・述語を軸に意味をとる(和訳という意味ではありません)という練習ができると思います。


こんなにマニアックで万人受けしない記事も中々ないと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

ご不明な点はコメントに質問いただければ可能な限り解答いたします。
7/9 TOEFL iBT結果
7/9に受けたTOEFLの結果が返ってきました。1週間で返ってきたので早かったです。

toefl113.png

113点でした。それぞれのセクションごとに振り返っていきたいと思います。

①リーディング

いかに体力と集中力を削らずに乗り切るかを考えるセクションです。今回は省エネモード過ぎたのか、1つ目のパッセージで19分も使ってしまい少し焦りました。2つ目のパッセージからは気持ちを入れ替えて取り組み、最終的には10分余らせて確認しました。6回?7回?くらいは連続で30点をキープできています。難しいと感じる問題はなく、根拠をもって解答することができました。調子やリズムをよほど崩さない限り30点をキープできそうです。

強気な発言で恐縮ですが、もうTOEFLのリーディングで私の読解力を測定することはできません。

②リスニング
R+Lが両方満点揃ったのは今回の良かった点です。問題文を読み・聞きしただけでは答えを思い出せない問題が3問ほどありましたが、選択肢を読むことで「こんなこと言ってなかった」と消去法で対処できました。しかしながら消去法で解くと不安が残るので最後の切り札、という感じですね。

③スピーキング
今回はかなりショックです。

Q1-5はどれも4点(設問別の最高評価)がもらえておかしくない出来だったと思ったのですが・・・学習のペースメーカーとしての役割から本質がずれてしまいますが、本気でリスコアしたくなりました。そのくらいショックです。特にQ4、Q5は何がいけなかったのか、よく検討しなおさなければいけません。

ただ、ベースのスピーキング力は確実についています。これを更に鍛えていきたいと思います。

④ライティング
今回は30取れたかも?と思いましたが取れていませんでした。しかしながらやはりこのくらいの点数で安定しつつあるので実力は底上げされている、という印象です。

とはいえ29こそ何回も取れど、30点はまだ取ったことがありません。なるべく早く取りたいと思います。

【総括】
1.良かった点
・R/Lが両方満点
・ライティングの点数安定化傾向

2.悪かった点
・受験直後の感触と点数の乖離
(R/L/S/W=30/29/27/28-30を予想)
・スピーキングの点数の低さ
(自分の感触との乖離)

3.コメント
このような形(=スピーキングが思ったより悪い)でのベストスコア更新となりました。とはいえ全ての分野で大コケしていないので実力は付きつつあるかな、という感触です。そこが確認できただけでも成果であり、よい兆候だと思います。ブログタイトルの数字も変更します。

去年の春に107、今頃は108、秋頃に109、その後少し苦戦して今年の2月に111、そして今回113とじりじり点数を伸ばしているので今後も変なブレーキがかからないように定期的に学習内容の見直しをしていきます。

111ではまだまだ距離があったC2プロジェクトの英語好きさん、Siobhanさんのご両名も113を取った今、ついに射程範囲に収まりました(かな?)。この数点が大変なのは重々承知していますが、ご両名の頑張りに負けないよう私も研鑽していきたいと思います。
例文暗唱のもう一歩先へ
少し前に「次の学習計画」という記事でこのようなことを書きました↓↓

大切なのは例文そのものを暗唱することではなく、暗唱を通じて単語~フレーズくらいの単位で覚え・使えること、暗唱文の文法・構文を理解すること、インプットした内容を効果的につなげる英語脳(回路)を強くすることです。


元々の英文がせっかく瞬間英作文できるようになっても、せっかく覚えた表現をそのままの形、あるいはその文のままでしか使えないということは学習していて時折遭遇することではないかと思います。

それをある程度以上使いこなせるようになる方法の1つをご紹介したいと思いあます。

名付けるならば「ちょい替え英作文」とでもいえるでしょうか。

一言でいえば「暗唱した英文を少し形を変えて口にする」ことです。

具体例を挙げていきます。ロイヤル英文法の暗記例文300の最初の文を使います。

この池は冬には凍る。
This pond freezes in (the) winter.


この英文ではfreezeという自動詞、季節の表現(in the winter)、第一文型などの箇所が学習ポイントだと思います。

これの形を次々に変えていきます。

一番簡単なのはI think that ---を付けることです。

I think that this pond freezes in winter.

また、時を表す表現を変えるのもいいと思います。

I think that this pond freezes every year.

池である必要はないですね。

I think that this lake freezes every year.

慣れてきたら単文からの脱却です。

This lake froze last winter, but it will not freeze this winter.

This lake freezes every year because water freezes at zero degrees Celsius.


上記のように形を変えながら「in the winter」では雪積もる景色をイメージし、「every year」と変えたら凍った池の風景の脇にカレンダーでもイメージして「every year」感をイメージします。ポイントは「イメージできる範囲であれば細かいことは気にしない」ことです。上記の「水は0℃で凍るから~」も人によっては突っ込みたい衝動に駆られるでしょうが、この練習ではその辺は大目に見ます。

なぜこの練習が大切かというと、暗記したものを思い出す時と自分で考えて何かを発する時とでは脳の活動の仕方が異なるからです。記憶をそのままの形で蘇らせる訓練(=例文暗唱とその復習)だけでは自分の意思で・自由に・思ったことを口頭で表現するための練習としては不足なのです。

・覚えることは覚えないといけないので暗記・暗唱は(成人の)語学の習得においては大切。

・それと同時に覚えたことを「使う」訓練をしなければ中々自在に使えるようにはなりません。(暗記だけでどうにかしようとするとものすごく時間がかかると思います。)

もちろん「例文暗記」をしていない方でもこれは練習可能です。日々の学習でいくつかの文をピックアップして上記の練習方法に当てはめるだけです。ちょい替えしている間、脳は頑張って英語回路を強化してくれるでしょう。

もっと高度な例文ではこの「ちょい替え」ができる所がたくさんあります。シャドーイングの処方箋で紹介した学習法の延長のようにも見えますが、聞く→イメージ+文法構文の把握→発話という複雑なプロセスではなく、音声を使いません。そのため思ったほどはきつくないです。

気になった方はぜひ取り入れてみていただければと思います。習熟速度が上がること請け合いです。


大切なことはすべて君が教えてくれた
記事のタイトルを決めた後に「どこかで聞いたことがあるな」と思い、調べたらドラマのタイトルのようです。なので敢えて「全て」を「すべて」にして合わせました。

今回は私が例文暗唱を通して基本に立ち返っていることもあり、私の英語の根幹を構成してくれた参考書を紹介したいと思います。

①総合英語 Forest
forest.png

高校での採用率が高い参考書です。わかりやすく、且つ十分な内容を含んでいる本です。今は専用の問題集が出ているみたいですね。

②英語頻出問題総演習

eihin.png

通称は英頻、有名な受験参考書です。解説はかなりあっさりですが、それこそうんざりするほどの問題数を誇る問題集です。大量の文法・語法問題を通して英語の基礎固めができました。

③英文読解の透視図
tousizu.png

英文解釈に重きを置いた、構文・読解の参考書です。受験参考書の中では比較的難易度の高い方ですが、構文を取る基礎力・英文体力を養うことができました。

④Duo 3.0
duo.png

前の記事でも紹介しました、単語帳の重鎮のような本です。大学受験ではDuo、速読英単語、Data Baseあたりが人気だったと思います。


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例えば今、英語学習に相応の時間を割いているにも関わらずTOEICなどの試験を受けて、

「中々思うような成果がでない」

と思うのであれば、学習方法に問題があると考えるのが自然です。

そして、その問題点の多くは単語・文法などの「基礎の放置」にあると思って差し支えありません

英語学習の目的が「TOEICを受ける目的は昇進要件を満たすためのみである」あるいは「TOEIC 700でOK!」という感じではなく、実務のため・教養のためと思うならば「一通りの学習」を「一度は」やっておくことをお勧めします。

具体的に言えば、文法書を通読し理解する。殆どの場合問題練習は必要でしょう。そして基礎単語を頭に叩き込む。構文を取る練習を繰り返し、英文和訳にも和文英訳にも取り組む。

こうした基礎をおろそかにしていると、必ずと言っていいほどどこかで壁にぶち当たります。その壁はTOEIC 900かもしれないし、英検1級かもしれないです。もっと上のレベルかもしれません。

私は高校生の時に上に載せたような本に取り組んで土台を固めてきました。それは今の私の英語力の土台であると思います。大切な根幹を築いてくれた参考書たちには感謝しています。ちなみにforestは去年通読しなおしました。高校生の自分と今の自分では同じ本を読んでいても見える世界が違うからです。

今、私は英文暗唱に重きを置いています。これは基礎の確認も兼ねています。今後、私が英語学習の壁にぶち当たったとすれば、きっとそれは基礎のどこかが欠けているのだと思います。壁にぶつかることは自分の欠点に気付くヒントだと思っています。

上手に利用して、つまづきを気づきに変える学習をしていきたいと思います。
進捗と仕分け
今回は前回決意表明しました英文暗唱の進捗状況と、暗唱における留意点を書きたいと思います。

今のところ前回の記事で紹介した

②英検1級面接大特訓の短文演習×54例文
大特訓


と、

④表現のための実践ロイヤル英文法 暗記用例文300
royal.png


を覚えました。


②は数にしてたった50そこそこの英文ですが、ここで紹介したサイクルを回して覚えるのに90分くらいかかりました。想定の3倍以上の時間です。というのも、例文の中に比較的高度な語彙が用いられ、また長いものはもはや「段落」です↓↓

Some people argue that national identity is becoming less important in today's global society, and other people don't. Personally, I think that national identity is losing its importance for the following three reasons.

長いものは上記のような感じです。一気に54例文全てやりましたが最後の方はストレスのせいか頭皮がキュッと収縮するような感覚を覚え、禿げるんじゃないかとさえ思いました。幸い禿げませんでした。禿げてません、念のため。

例文にexacerbateなどやや高度な語彙が用いられ、少なくとも私は話す際に使わないですからこういうのが多く出てきたため予想以上の時間がかかりました。しかしながら本のタイトルと異なり、エッセイも意識しているようで書くときに使える材料がたくさんあります。一挙両得といった感じです。

④については文法書の例文集で、こちらも「英文を書くときに応用できる典型的な用例」ということで幅広い表現が載っています。こちらは平易な語彙、標準的な構文で覚えやすいです。例文ごとにそこでのポイントがメモ的に書かれていて非常に親切です。こちらの暗唱では頭皮に違和感は出ませんでした。

どちらも音声は日本語→英語ですので、一回頭に入れたら本がなくても復習できます。
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この先はこの学習をしてみて思ったことです。

暗唱をする際はまず日本語を読んで瞬間英作文のように英文を作ってみて英語を確認する、というやり方をすることが多いと思います。瞬間英作文ができてもできなくても例文として扱われているものを暗唱するとは思いますが、その「覚える速度」が例文によって大きく異なると思います。

①1度の黙読or音読で暗記できて、復習の時もスムーズに出てくる

②1~数回の音読で暗記できて、多少忘れていてもすぐ覚えなおせる

③覚えるのに苦労し、復習の時にも中々スムーズに口から出てこないorすぐ忘れやすい


大きく分けると上記のようになると思います。暗唱を多く取り入れている人は既知の話ですが、暗唱やシャドーイングの蓄積が多い人ほど①の割合が高くなります。

①の場合、その例文に使われている語彙・構文はかなり馴染みの深いものになっていて自分の意志で使いこなせるものであるといってよいと思います。なので番号の横に印でもつけて1-2回復習したらそれ以降は飛ばして構わないと思います。

②の場合は長期記憶として定着させつつ使えるように脳に馴染ませなければいけないので、期間をおいて数回復習してその例文の構文を用いて自分で口頭で色々文を作ってみてください。それにより、その表現に慣れて自由自在に使えるようになります。

③はそれまでのアウトプット分野の練習であまり出てきていない表現か、元々相性が悪くて覚えにくい例文ですので何回も細かく復習して刷り込むようにしてください。最終的には自由自在に使えるようになることを目指しますので②のように構文を用いて自分で練習するといいと思います。

例文暗唱はそれなりの数をこなす必要がありますが、上記のように濃淡をつけて行うことで効果的に自分の弱点を補完し表現の幅を広げることが可能だと思います。それによって同じ時間での学習効果を高めることにもつながると思います。上記の②や➂の英文も刷り込めたら①と同じ扱いですのでどんどん次に取り組むことが可能です。

結局語学は「覚えなければいけないところは覚える」ことを避けては習得不可能ですのでなるべく負荷を減らしつつ、使えそうな表現を使えるように訓練していきたいと思います。


今後、この記事と直近の記事をベースに「例文暗唱の処方箋」として方法とおすすめ参考書などを詳細かつなるべくわかりやすくまとめたものを作りたいと思います。
次の学習計画
まず、無事に帰国したことを報告いたします。

定常業務に戻るのは来週からですが、ひとまず今週は事後処理にかかりたいと思います。

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ある方が言いました。

スコアアップするためにも、真の英語力を鍛えていく必要がある

こうも言いました。

1000例文くらい暗唱すると回路ができる。目標は10000文。
(該当記事が消えていたので原文通りではありません。)

TOEIC講師でC2プロジェクトにも参加しておられる澤田先生です。

自己紹介の記事から繰り返し申しました通り、私は英語試験をペースメーカーとして学習しています。また、シャドーイングの処方箋で紹介したようにイメージをもって英文を暗唱することはとても大切なプロセスだと思っています。


澤田先生に便乗するわけではありませんが、帰国していい区切りになっていますので今後の学習では少し多めに「例文暗唱」を取り入れていきます。

とりあえずキリがいいので1000くらい頭にいれます。

①Duo 3.0
duo.png

英語学習者なら知らない者はいないといっても過言ではない、英単語帳です。私は大学受験の時にお世話になりました。個人的には最高の英語教本の1冊だと思っています。当時は例文暗唱まではしていませんでしたが、今回はスピーキングを意識して暗唱していきたいと思います。560例文。


②英検1級 面接大特訓
大特訓

数えてみたら短文演習として54英文、あと筆記のエッセイと2次のスピーチのサンプルが無数にあります。まずは54の短文を覚えるわけですが、その後長いエッセイやスピーチサンプルをやるかは他の本との兼ね合い次第。

③ドラゴンイングリッシュ 基本英文100
dragon.png

基本的には大学受験生を対象にした例文集です。ドラマにもなった「ドラゴン桜」に出てきた英作文を攻略するための「基本英文100」の、いわゆる実写版です。内容はとても易しいですが、100文で一冊ということで達成感が得られやすく採用。

④表現のためのロイヤル英文法
royal.png

名高い英文法書ですが、例文集300がついていますでそれを暗唱していきたいと思います。質の高さで採用。余裕があったら通読します。

以上560+54+100+300で約1000です。これをこちらの記事で紹介したサイクルにかけて覚えていきます。同時にシャドーイングの処方箋で紹介したStep3にかけます(暗記するまでのプロセスは大して変わりません)。

まずは②の54例文を早々に終えて「やった感」を出してリズムに乗りたいと思います。さすがにこればっかりやるわけにはいかないので例文暗唱はなるべく毎日取り組むものの、マイペースでやるつもりです。また、数が多くなってくるので多少忘れても気にしないようにします。

挫折しませんように・・・○| ̄|_


上記のような例文集には多くの場合ネイティブからみて「不自然な英文」がいくらか含まれているものです。古かったり、使われない表現であったり、そもそも間違っているかもしれません。例文作成者の塩梅に依存するでしょう。しかしながら、例文の通りに英文を言う機会など殆どありません大切なのは例文そのものを暗唱することではなく、暗唱を通じて単語~フレーズくらいの単位で覚え・使えること、暗唱文の文法・構文を理解すること、インプットした内容を効果的につなげる英語脳(回路)を強くすることです。そのうち、口から出る英語から不自然さが消えていくでしょう。日本語だって「・・・でよろしかったでしょうか?」という本来は不適切なものが一般に浸透しつつありますから、そもそも母国語でもないのに目くじら立てても仕方がありません(もちろん全ての英文が自然、といのがベストですが)。覚えた内容を自分が自然に使えればいいだけの話です。そのために文法・語彙の基礎学習をおろそかにしない姿勢を持ち続けていきたいと思います。
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