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試験を通して英語を学び、英語を通して世界を知り、知識を通して人生を豊かにする、そんなことを目指すお医者さんの徒然なる日記
構文の処方箋
今回は私のブログに度々登場する「構文力」に焦点を当てたいと思います。

この記事では「前からどんどん英文の意味を取っていく」とはどのようなことか、系統的に説明することを目標とします。他の記事よりやや基礎的な内容が多いかと思いますので確認がてらに読んでいただければと思います。3.の項目から急にややこしくなります。

「構文を取る」とは簡単に言うと英文を品詞分解して構造を把握する、ひいては意味を取るということですが、ここでは私が練習し実践していることを紹介したいと思います。


1.品詞で取る構文
例えば

Ken studies English.

を、Ken=固有名詞、studies=動詞、English=名詞とやります。

その他に関係詞・副詞・形容詞・分詞・動名詞・接続詞などたくさんありますね。

構文の最も基礎的なところです。その単語が名詞なのか動詞なのか、区別できないといけません。


2.機能で取る構文
上記でKen=主語、studies=述語動詞、English=目的語と取ります。

その他、補語・接続語などがありますね。

1と同様、構文を取るにあたっての根幹になるところです。苦手な人は文法の見直しが必要でしょう。


恐らく上記のような構文の取り方が一般的かと思います。

こうした構文を取る練習は素早く文構造を把握し、英文を速く・正確に読むための基礎としてほぼ必須と言ってよいのではないかと思います。特にTOEICを解き終わらないなど、読むスピードに問題がある場合はこの「構文を取る練習」が足りていない可能性があります。「構文を取った文章を、その構文を意識しながらなるべく速く読む練習」の積み重ねが飛ばし読みや拾い読みと違う、全部読んでそれでいて速く正確なリーディングに繋がると思います。

ここでさらに紹介したいと思う方法は、上記2の発展版ともいえるものです。根本的には一緒です。


3.機能で取る構文 +α
以下、機能で分ける構文であることに変わりはありませんが、ややconfusingである可能性があるので読んでみて合わないな、と思った方は忘れてください。


それと同時に文法用語に対して文法書に書いてあるような用法と違う使い方をしている可能性があります。そんなもんか、くらいで流して読み進めるくらいで十分です。

今まで使っていた例文では短すぎるので、下記を使って説明します。

It is often pointed out that science and technology allow students to obtain various kinds of information very quickly.

皆さんはどのように構文を取りますか?

It is often pointed out =主語+動詞の主節

[that science and technology allow students to obtain various kinds of information very quickly].

と分けてscience and technology=that節の主語、・・・のように構文を取っていくでしょうか。それでも全く問題ありません。むしろ厳密に英文法の規則に従った正しいやり方だと思います。


しかし、こと読むときに関しては私は下記のように考えます。

It is often pointed out that ---=副詞
science and technology=副詞
students=名詞(主語)
obtain=動詞(述語)
various kinds of information=名詞(目的語)
very quickly=副詞

上記のように、英文構造を名詞・動詞・形容詞・副詞・接続詞を原則5つにわけて考えます。

allow, enableなどのV+O+to doや、使役動詞have O do, make O doは「主語が原因でOがdoする」という因果関係、評論文では無生物主語を伴い筆者の認識を表す表現になります。allowやmakeに相当する部分が許可・強制・所持など、原因と結果の関係性を決めます。

例えばallowは許可・可能化の意味を与え、My mother allowed me to play Dragon Quest.であっても「お母さん(の許可)によってドラクエで遊べた」という、主語が因果関係の原因に相当していることには変わりません。

難しく言いましたが、「意味上の主語・述語をもっと使いこなそう!」という視点で読んでいただければわかりやすいと思います。

It is often pointed out that
=しばしば指摘されていることであるが、

science and technology allow
=科学技術のおかげで(可能になっている)

students to obtaiin various kinds of information
=学生が様々な情報を入手する(ことができる)

very quickly
=とても速く、迅速に

ということになります。


例をもう少し。因果関係という視点に立って考えればSVOO, SVOM, SVOCの構文は全て同じです。

例えばgiveによって得られる因果関係は所持、つまりhave/getです。

He gave her a toy.(SVOO)
=Due to him, she got a toy.

第5文型のmakeはbe動詞、make O doであれば使役・強制です。使役動詞のdo以下は便宜上Mとします。

The news made me happy. (SVOC)
=Due to the news, I was happy.

Lisa made her son study hard. (SVOM)
=Due to Lisa, her son had to study hard.

that節を伴い副詞になる場合をもう1つ。

She says that he is handsome.

She says thatを副詞と考えます。


書いてある英文で何を伝えたいのか、という視点に立った時、意味上の主語・述語というのはとても大切な働きをします。上記のように考えるとどこが重要か、ポイントかがわかりやすいだけでなく、文と文の繋がり・論理の流れも掴みやすくなります。

上の説明では「---になります。」と断定的に用いていますが、これは100%の厳密性を示すものではありません。基礎文法の知識に立脚した「文章を読むための構文」です。だからたくさん練習しないといけません。でもたくさん練習すればできるようになりますし、読む速度も理解の速度も速くなると思います。

文章は文の組み合わせだから、1つ1つの文が読めれば長文も読める」ということが決まり文句のように言われていますが、そうとは限らないことを多くの方が経験されていると思います。

その文が何を言いたいのか、文と文の繋がり、パラグラフの繋がり、全体の論理構成など多くの大切な要素を理解しないことには本当の意味で文章を理解したとは言えないでしょう。

論理がきちんと追えていれば「次にどんな話が来るのか」をある程度予測することも可能ですが、文章にすると長大になり且つ誤解を生みやすくなるのでここで止めておきます。

最後に、この記事は中々内容が複雑で抽象的だったかもしれません。日々の学習で応用するならば、複雑な英文に対して主語・述語など正統派な構文を取った後、文型・述語動詞を意識して意味上の主語・述語を軸に意味をとる(和訳という意味ではありません)という練習ができると思います。


こんなにマニアックで万人受けしない記事も中々ないと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

ご不明な点はコメントに質問いただければ可能な限り解答いたします。
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